先日、当院で使用してる美容鍼用の鍼メーカーのセイリン㈱の営業の方からお話をいいただいた、
「認知症の周辺症状の緩和と予防」という擦過鍼を使った勉強会に行ってきたのですが、
なかなか興味深いものだったので少しかい摘んでご紹介を。
現在、認知症の治療法・ケアの方法が未だ確立されていなくて、
周辺症状による介護負担の増大が挙げられている。
そこで、なぜ認知症には擦過鍼なのか、
- ・小児の疳虫と認知症の周辺症状の発生機序が似ている
- ・不安やストレスを和らげることで周辺症状を緩和でき、肩こりや腰痛、だるさ、しいんどさを解消できる
- ・脳の血流を活発にすることで認知症の予防できる
- ・鍼(はり)は痛い、灸(きゅう)は熱いという不安を解消でき、安全・安心・衛生的に治療ができる
など、
擦過鍼のような心地よい皮膚刺激が抹消臓器・行動面・心理面のストレスを和らげる効果があると、
東京都健康長寿医療センターの研究で報告されており、
厚生労働省の取り組んでいる政策である地域包括ケアシステムにも
今後の研究次第では擦過鍼が注目される”かも”しれないというものでした。
高齢社会では、介護する側にも負担がかかるので、
周辺症状が緩和すれば、その負担も軽減するのが想像できます。
さて、4~5月とゴールデンウィークで、
当院では暦通りの休診を予定しておりますが、
先日好評だったグラヴィティヨガ体験会を
4月29日(昭和の日)に第2回目開催します。
詳細は後日あらためてお知らせいたします。
グラヴィティ ヨガ体験会4月29日(pdf)